芸術に関する哲学
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リム・バンナが注目され人気を集めたきっかけは、1990年代前半、パレスチナで忘れかけられていた童謡を独自のアレンジでリリースしたアルバムApril Blossomsだった。パレスチナの家庭でそれらの歌や韻律が再生したのはリム・バンナの功績だと言われる。 オリジナルも発表した。力を入れたのはパレスチナ人、特にヨルダン川西岸地区のパレスチナ人の闘いを伝えることだった。彼女自身は自分の音楽を「文化的な自己主張の手段です」と言っている。 「私たちの務めは、メロディーがついていない伝統的なパレスチナの言葉を集めることです。それらの言葉が失われないために、現代的でありながらもパレスチナの伝統音楽の影響を受けたメロディーをつけるのです」と彼女は答えている。 この方法によって、リム・バンナは伝統的な技法の模倣以上のことをやってのけた。「オリエンタルな歌唱法はほとんどが装飾的です。でも私の声はより二面的で、太い声なのです。自分の声に合った歌を作ろうとしました。あらゆる点で新しいものを作りたいと思っています。そのひとつが、パレスチナの音楽と魂を世界に紹介することなのです」 ヨルダン川西岸地区でのコンサートのほか、ガザの聴衆にインターネット・ライブでの配信もおこなった。2009年1月8日にはシリアで初めてのコンサート、チュニジアでも2011年7月25日にコンサートをおこなった。ベイルートでの初コンサートは2012年3月22日。
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