(1-1)色法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:38 UTC 版)
(しきほう、梵: rūpa dharma、ルーパ・ダルマ)(11) 眼(げん)(梵: cakṣus、チャクシュス) - 見る機能 耳(に)(梵: śrotra、シュロートラ) - 聞く機能 鼻(び)(梵: ghrāṇa、グラーナ) - 嗅ぐ機能 舌(ぜつ)(梵: jihvā、ジフヴァー) - 味わう機能 身(しん)(梵: kāya、カーヤ) - 触れる機能(以上を五根という(三科を参照)) 色(しき)(梵: rūpa、ルーパ) - 視覚の対象 声(しょう)(梵: śabda、シャブダ) - 聴覚の対象 香(こう)(梵: gandha、ガンダ) - 嗅覚の対象 味(み)(梵: rasa、ラサ) - 味覚の対象 触(そく)(梵: sparśa、スパルシャ) - 触覚の対象 (以上を五境という(同上)) 「業#表業と無表業」も参照 無表色(むひょうしき)(梵: avijñapti-rūpa、アヴィジュニャプティ・ルーパ)もしくは無表業(むひょうごう)(梵: avijñapti-karman、アヴィジュニャプティ・カルマン) - 行為者の内面に潜み他から認知されないような行為。受戒によって体内に止まり、悪をなさしめない力 。説一切有部の伝統的解釈によれば「悪もしくは善の行為を妨げる習性」で、具体的には律儀、不律儀、非律儀不律儀の三種であり、いわゆる「戒体」と同じものである。物質的存在でありながら五感覚器官のいずれの対象ともならない。色蘊に属しながらしかも法処(法界)に含められる特別な法。
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