赤外線分光測色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/07 13:45 UTC 版)
赤外線を主に扱う分光測色計は、技術的に他とはかなり異なるものが要求される。その要因の1つとして赤外線用光センサが他の波長とは異なるということもあるが、熱を持っているあらゆる物体が特に5μmを超える波長の赤外線を放射しているという問題もある。 また、可視光を透過するガラスやプラスチックなどが赤外線を吸収する性質があるため、構造を共通化できないという事情もある。理想的な光学材料としては塩があり、これはあまり赤外線を吸収しない。赤外線分光測色の試料は、臭化カリウムの2つの円盤で挟むか、臭化カリウムと共にすりつぶしてペレットを形成する。水溶液を試料とする場合は、不溶性の塩化銀でセルを形成する。 「赤外分光法」も参照
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