艦級名について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 07:56 UTC 版)
1943年(昭和18年)度に計画され、日本海軍では当初特設輸送艦(とくせつゆそうかん)であり、後に艦艇類別等級別表に移されてからは第百一号型が艦型名として新設され、二等輸送艦(にとうゆそうかん)に類別された。どちらも本級のために作られ、本級しか存在しない艦種であったため、単に二等輸送艦と呼ばれることもあった。日本海軍の定めた艦艇類別等級では第百三号型は存在しない。 本型は当初、本来予定していたタービン機関の製造が間に合わなかったことから、初期生産艦の6隻はディーゼル機関を装備し、要目や煙突周辺の外観がディーゼル装備艦とタービン装備艦とでは異なる。そのため、太平洋戦争後に刊行された書籍ではディーゼル装備艦を第百一号型、本来のタービン装備艦を第百三号型(だいひゃくさんごうがた、第103号型)として区別することが多い。 主に海軍が設計建造をする戦車運搬艦の意味でSB艇(Sは戦車(sensha)のS、Bは海軍の意味)とも呼ばれた。ディーゼル艦をSB艇DやSB艇(D)、タービン艦をSB艇TやSB艇(T)と呼ばれた。一部が陸軍にも機動艇(陸軍輸送艇)として供給され、陸軍においてはSB艇(エスビーてい)と呼称された。
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