自身のコンピュータの要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 08:28 UTC 版)
「スループット」の記事における「自身のコンピュータの要因」の解説
Wi-Fi端末を使用 端末のLAN内への接続に関しては、今日の最新のWi-Fi仕様であるIEEE802.11acにおいても、有線LAN(GbE)による接続と比較して、レイテンシや実効速度の面で大幅に劣る。特に遅延の部分は影響が大きく、前述の帯域遅延積により測定結果は大幅に低下する。 性能の低い端末を使用 今日のWebブラウザによるスピードテストにおいては、ブラウザの動作自体にある程度のマシンパワーを必要とする。低価格PC、性能の低いPCではスピードテストサイトの測定結果自体が低下する事はおろか、ブラウザの動作速度自体が緩慢であるため、ネットワークの速度如何に関わらず、実利用におけるWebブラウザの『体感速度』は大幅に低いものとなる。今日の最新スマートフォンやタブレットの性能は、低価格PCと大差がない。 IPv6に関する諸問題 日本のNTTのフレッツによるインターネット接続サービスに特有の問題であるが、IPv6関連の設定が正しく行われていない場合に、IPv6のDNS名前解決に起因する遅延として、「IPv6-IPv4フォールバック問題」や「IPv6マルチプレフィックス問題」が生じ得る。この影響下にある端末では、本番のデータ通信の直前に名前解決のために大きな遅延が生じる。この遅延が通信時間にカウントされてしまうと、1TCPコネクションに対するスピードテストの結果数値も大きく低下する。
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