自身のセクシュアリティと作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 08:29 UTC 版)
「クリストファー・ライス」の記事における「自身のセクシュアリティと作品」の解説
ライスは同性愛者であることを公言している。2002年、「世間から“ゲイ作家”と言われることをどう思うか」との問いに、ライスは次のように語っている。 「私は“ゲイ作家”を自ら名乗ったことはありません。処女作で同性愛者を描いたことがそう言われることに繋がっているのでしょうが、それは私が意図したことではありません。確かに『The Density of Souls』(処女作)では、「同性愛」というテーマが物語を初めから終わりまで支えているのは事実ですし、読者の多くがこの作品を“ゲイ小説”と評価することも分からなくもありません。しかし、この作品の核心は、「他人のセクシャリティへの反応」という視点にあるのです。」 一方、ゲイコミュニティにおける数多くの読者たちに、ライスは感謝の念を忘れない。「『The Density of Souls』の主人公・スティーブンに対する非常に前向きな反応を読者から得たときに、私はとてもやりがいを感じます。1000人以上の若いゲイの男性が私に手紙をくれ、『自分たちがこれまでに経験してきたことがどういうものだったのかを理解することができた』と言ってくれるのです。これこそが作家の全てなんです。」と。 ライスは、LGBTに関する隔週発行雑誌「The Advocate」に連載を持っており、その中では様々な分野の話題を寄稿している。
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