自衛艦旗を巡る事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 13:29 UTC 版)
詳細は「大韓民国国際観艦式#2018年済州国際観艦式」を参照 海上自衛隊は海洋法に関する国際連合条約の第二十九条 に基づき、外部標識である旭日旗を掲げて活動しており、1996年以来、韓国に合わせて10回ほど入港したときも旭日旗を掲げていたが、2016年の第7回西太平洋潜水艦救難訓練から、旭日旗を掲げて韓国に入港することが「先祖の血の付いた服を着た殺人犯を自宅に招き入れるようなもの」と非難の対象となった。 2018年11月10日から14日に開催された済州国際観艦式で、韓国は招待した海上自衛隊に対して自衛艦旗(旭日旗)の掲揚を自粛を要請したが、拒否した。これに対して、韓国側与党の共に民主党の朴鍫美(パク・ギョンミ)院内報道官は「非常識をもちろん、一抹の良心さえも見られない日本の傍若無人にあきれる」「戦犯国として世界の平和を一瞬にして壊し、数えきれないほど殺傷行為を犯した日本が旭日旗を誇っているのは、日本が永遠に二等国家にとどまるしかない理由でないかと思う」と非難し、「もう一度戦争犯罪を起こそうとする潜在的加害国の悪いクセを見せるのか、全世界が注目することになるだろう」と日本に圧力を加えた。水曜デモに参加する従軍慰安婦も「安倍にはっきりと伝えろ。(旭日旗)持って入ってくることはできないと。(金福童)」など非難を行った。 10月5日、日本では岩屋毅防衛相による緊急記者会見が開かれ「(海上自衛隊の)自衛艦旗の掲揚は(1950年代から)半世紀以上にわたって行っており、国際的な慣行として確立している」と強い遺憾の意を表明し、観艦式への不参加を決定した。
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