自殺か他殺か
自殺か他殺か?
自殺か他殺か
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/23 02:15 UTC 版)
「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の記事における「自殺か他殺か」の解説
東大の法医学教室での遺体解剖では、他殺の根拠となる「死後轢断」の判断が出された。矢代記者が取材すると、出血などの「生活反応」がまったく見られないので死後轢断にまちがいない、とのことであった。一方、5日の現場付近で下山総裁らしい人物を目撃したとの情報が数多く寄せられた。東武線の五反野駅で下山らしい人物が下車したと駅員が証言した。矢代と同僚(役所広司)は、下山らしい人物が滞在したという末吉旅館で女将(菅井きん)に取材したが、女将の証言には疑問点や他の証言者との食い違いが見られた。「3時間もいたなら煙草好きの総裁なら吸い殻がいっぱいのはずだ」というが、覚えていないという。矢代は社会部で議論し、目撃されたのが下山の替え玉だとしたら、この事件は労働組合や共産党など左翼のせいにする右翼の「稀に見る計画知能犯罪」かも知れない、と推測する。だが、川田記者(浅茅陽子)の取材によれば、慶應大の館野教授(浜田寅彦)は、出血がないのは「生体轢断」によく見られるとして、自殺説を主張していた。
※この「自殺か他殺か」の解説は、「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の解説の一部です。
「自殺か他殺か」を含む「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の記事については、「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の概要を参照ください。
- 自殺か他殺かのページへのリンク