自動車等での冷間始動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 15:26 UTC 版)
自動車やオートバイ等に多く搭載されるガソリンエンジンやディーゼルエンジンでは、冷間始動は比較的身近な問題である。例えば温暖な環境にて毎日のように運用される車両であっても、次の運用まで一晩あるいは一日程度の間隔が空けばエンジンが外気温と同程度まで冷えてしまい、次回の始動では冷間始動になり得るからである。 自動車では、チョーク弁が自動化された時期を経て、段階的な排出ガス規制の強化に伴って電子制御式燃料噴射装置が広く普及しており、冷間時にはECUが噴射する燃料を増やす制御を行って始動性の悪化を未然に防いでいる車種がほとんどであり、冷間始動であるかどうかを運用者(運転者)が意識せずにエンジンを始動できることが多い。対してオートバイでは、現在でも手動式のチョークを採用する車種があり、そういった車種では冷間始動であるかどうかを意識しながら始動する必要性が現在でも残っている。 いずれにせよ、冷間始動の直後は暖機運転が必要となるのは、どの自動車やオートバイでも同じである。
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