脱炭

デジタル大辞泉

だっ‐たん【脱炭】

読み方：だったん

製鋼工程で、転炉の溶融銑鉄中の含有炭素を燃焼によって減少させること。

鉄鋼用語

脱炭

decarburization

鉄鋼製品の表面における炭素の欠乏。 備考 この欠乏は、部分的（部分的脱炭）か、名目上完全（完全脱炭）かのいずれかである。二つの形式の脱炭（部分的及び完全）の和は、全脱炭と呼ばれる（ISO 3887参照）。

decarburizing

鉄鋼製品の脱炭を意図した熱化学処理。

材料用語

脱炭

酸素雰囲気で鉄を加熱して酸化させたときに、材料内の炭素含有量が少なくなる 現象。酸素の進入する速度（酸化速度）が、炭素が外側に拡散する速度よりも 小さいときに起こる。逆に、酸化速度が大きいときはスケールが生成する。
脱炭層は焼き入れを施しても十分に硬化しない。

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脱炭

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 02:28 UTC 版)

名詞

脱炭（だったん）

1. 適当な化学反応に用いて、材料、特に鉄鋼材料に含有されている炭素を取り除くこと。
   • それから、転炉、電気炉ですが、転炉は高炉で還元された溶銑をさらに脱炭をしますのでそこでもやはり生石灰等が使われます。（田中勝、中央環境審議会循環型社会計画部会）〔2005年〕^[1]

翻訳

• 英語：decarburization

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「脱炭」の例文・使い方・用例・文例

• 塩浴炉という,鋼の脱炭や酸化防止用の熱処理炉