能『邯鄲』とは? わかりやすく解説

能『邯鄲』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 02:16 UTC 版)

邯鄲の枕」の記事における「能『邯鄲』」の解説

能『邯鄲』は、『邯鄲の枕』の故事元に作られ能の演目である。しかし道士・呂翁にあたる役が、宿屋の女主人であり、夢の内容も『枕中記』とは異なり『太平記』25などに見えるような日本入ってから変化した邯鄲の枕』の系譜上に位置づけられると言えよう。舞台上に設えられた簡素な「宮」が、最初宿屋寝台を表すが、盧生舞台一巡する今度宮殿玉座表したりと、能舞台特性上手く利用した佳作である。 なお、盧生性格描写から憂いを持つ気品ある男表情象った邯鄲男」と呼ばれる能面存在し、能『邯鄲』の盧生役のほか、能『高砂』の住吉明神などの若い男神の役でも使用される芥川龍之介は能『邯鄲』をモチーフにして『黄粱夢』という作品書いた。また三島由紀夫は『近代能楽集』の中に能『邯鄲』を現代風の戯曲翻案した作品書いている。また古井由吉も『邯鄲の夢』をモチーフに『邯鄲の』という作品書いている。

※この「能『邯鄲』」の解説は、「邯鄲の枕」の解説の一部です。
「能『邯鄲』」を含む「邯鄲の枕」の記事については、「邯鄲の枕」の概要を参照ください。

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