羽田到着から離陸まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:28 UTC 版)
「英国海外航空機空中分解事故」の記事における「羽田到着から離陸まで」の解説
英国海外航空 (BOAC)911便はサンフランシスコを起点とし、ホノルル、羽田空港を経由して香港に向かう計画であった。羽田空港には1966年(昭和41年)3月4日16時45分に到着予定であったが、羽田が濃霧で閉鎖されたため、板付飛行場(現在の福岡空港)へダイバートし、1日遅れの3月5日12時43分に羽田に到着した。 911便は13時58分に羽田空港から香港の啓徳空港に向けて約2時間の遅れで離陸した。滑走路脇には前日に濃霧のなか着陸に失敗して大破・炎上したカナダ太平洋航空のダグラス DC-8の残骸が散乱していた(カナダ太平洋航空402便着陸失敗事故)。 機長は離陸前のタクシングを始める寸前に、提出済みの羽田空港から伊豆大島経由で香港に向かう計器飛行方式 (IFR)によるコースではなく、富士山上空へ直行する有視界飛行方式 (VFR)を要求し受理されていた。離陸完了後、機長から管制塔への無線通信による「ごきげんよう (Good day)」が当該機からの最後の言葉となった。
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