美森の大ヤマツツジ
名称: | 美森の大ヤマツツジ |
ふりがな: | うつくしもりのおおやまつつじ |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 山梨県 |
市区町村: | 北杜市 |
管理団体: | 山梨県(昭10・7・26) |
指定年月日: | 1935.06.07(昭和10.06.07) |
指定基準: | 植1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 八ヶ岳南麓ノ美森山中ニアリ根元ヨリ十數本ノ支幹ニ分レ其ノ總周圍約二.七メートルニ及フ枝張東西約六メートル南北約五.五米やまつヽじノ巨樹トシテ有數ノモノナリ |
天然記念物: | 練馬白山神社の大ケヤキ 縫道石山・縫道石の特殊植物群落 羅生門 美森の大ヤマツツジ 美濃の壺石 美郷のホタルおよびその発生地 羽吉の大クワ |
美森の大ヤマツツジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 09:09 UTC 版)
指定樹の個体。樹勢は衰え枯死した部位が目立つ。2011年6月21日撮影。
美森の大ヤマツツジ(うつくしもりのおおヤマツツジ)は、山梨県北杜市清里高原にあるヤマツツジ(学名:Rhododendron kaempferi)の巨木。
ヤマツツジ列では唯一の日本国指定の天然記念物であり、ツツジでは他に例を見ない巨木である。
解説
八ヶ岳主峰赤岳東麓に広がる清里高原の展望台として知られる美し森(標高1542メートル)の南側、カラマツの深い樹林帯の中にある。
この辺り一帯はレンゲツツジ、サラサドウダン、トウゴクミツバツツジなど、多くのツツジが自生しており、昭和初期には、このツツジ群落全体が山梨県の天然記念物に指定されたこともあり、昭和5年の調査では3本のヤマツツジの巨木があったことが資料に記されている[1]。
天然記念物に指定された大ヤマツツジは1本で、樹高が2.5m、根回り2.7m、枝回り24mもある巨大なもので、1935年(昭和10年)6月7日に国の天然記念物に指定された[2]。近年では老衰による樹勢の衰え、また1996年(平成8年)の異常低温などにより、株の大半が枯死してしまったが、周囲には多くのヤマツツジが見られる。例年6月中旬より下旬にかけて開花する。
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指定木の隣の大ヤマツツジ。指定木ではないが大きな個体である。右手に見える石柱は昭和10年の天然記念物指定当時に設置されたもの。2011年6月21日撮影。
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左の画像の別アングル。2011年6月21日撮影。
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指定木より50メートルほど離れた森林内。ヤマツツジの群生地が広がる。2011年6月21日撮影。
交通アクセス
- 所在地
- 山梨県北杜市大泉町西井出字石堂殿上
- 交通
参考文献
- 加藤陸奥雄他編『日本の天然記念物』、講談社、1995年3月20日 第1刷 p.465、p.467 ISBN 4-06-180589-4
脚注・出典
- ^ 山梨県:史蹟名勝天然記念物調査報告書第3輯 昭和3年、山梨県:『山梨県名木誌』 昭和5年
- ^ 文化庁国指定文化財等データベース - 美森の大ヤマツツジ
関連項目
外部リンク
- 美森の大ヤマツツジ - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 美森の大ヤマツツジ(北杜市ホームページ)
座標: 北緯35度56分6.4秒 東経138度25分10.4秒 / 北緯35.935111度 東経138.419556度
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