縦横軸併用ツインレバー型マスコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:00 UTC 版)
「マスター・コントローラー」の記事における「縦横軸併用ツインレバー型マスコン」の解説
左手のマスコンを横軸式にする一方で、右手のブレーキハンドルは在来車と連結する必要や、安価な既存技術を採用するという方針から、従来と同じ縦軸ブレーキハンドルとしたもの。国鉄では201系で採用された後、205系などいくつかの系列で採用された。私鉄では神戸電鉄3000系、西鉄5000形、阪神電気鉄道ジェットカー(5500系・5550系・5700系)に採用されている。 横軸マスコンが全盛を極めている現在では採用例が少なく、JRグループの在来線車両では2014年登場のJR四国8600系が現時点で最後の採用例である。気動車では関東鉄道の車両(キハ2300形・キハ2400形・キハ5000形)が一貫して縦横軸併用マスコンを採用している。 新幹線車両については、現在もこのタイプのマスコンが主流となっており、JR西日本の500系を除き、すべてこのタイプである。また、新幹線運転時にはブレーキ操作よりマスコン操作の方が重要視されるため、大多数の運転士の利き手である右側にマスコンが来るよう、ブレーキとマスコンの位置が在来線車両と左右逆転している。 鉄道運転シミュレーションゲーム「電車でGO!」シリーズのアーケード用筐体は、205系をモデルにした縦横軸マスコンを採用している。
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