縦波/横波の別と伝達経路の工夫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 02:20 UTC 版)
「糸電話」の記事における「縦波/横波の別と伝達経路の工夫」の解説
対面する装置と装置を糸やワイヤーで一直線に結ぶと、経路の物体は縦波を伝えている。 送信側と受信側の間で伝わる時に生じる遅延をマイクロフォンやコンピュータを用いて測定することで経路上での伝達速度を計算したり、経路の物体の動きを顕微鏡で観察すると、縦波が伝わっているか横波が伝わっているか判断することができる。 なお、ゴムひもの場合、対面式では音が伝わらないのに、装置と装置を並べて、コップの底面に木片を挟んで(まるでギターのナット(上駒)やサドル(下駒)でギターの弦を支えるようにして)支える方式だと音が伝わり、この場合、横波と縦波が合成した波が伝わっており、ゴムひもの横波によって音が伝わっている、と推察できる。 なお装置と装置は、糸やワイヤーで直線的に結ばれていなければならないというわけではない。工夫次第で経路の途中を直角に曲げることもできる。 このようにしてやると、経路を直角に曲げることもできる。
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