絨毛上皮腫
絨毛がん
【原文】choriocarcinoma
栄養膜細胞(子宮への胚の接着と胎盤の形成を助ける細胞)から発生する増殖の速い悪性腫瘍。絨毛がんのほぼ全ては精子と卵子による受精が起きた後の子宮から発生するが、精巣または卵巣から発生するものも少数存在する。絨毛がんは血流を介して他の臓器、特に肺に転移する。妊娠性絨毛疾患の一種である。「choriocarcinoma(絨毛がん)」、「chorioepithelioma(絨毛上皮腫)」、「chorionic carcinoma(絨毛がん)」とも呼ばれる。
絨毛がん
絨毛がん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 15:31 UTC 版)
絨毛がんでは、副腎がんとは対照的に、H19の発現はアップレギュレーションされ、IGF2の発現はダウンレギュレーションされている。しかし、H19のアップレギュレーションはメチル化されたアレルからのものである。ヒトの患者から外科的に除去された絨毛がんでも、H19プロモーターの高度のメチル化とH19の発現の亢進がみられる。このことから、絨毛がんではH19プロモーターに変異が生じ、プロモーターのCpGメチル化による転写抑制を克服できるようになっていることが示唆される。
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