上皮腫瘍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 07:11 UTC 版)
淡明細胞型腎細胞癌(英語版)(ccRCC)好酸性の形態を持つ淡明細胞型腎細胞癌はCD10+によって類似した型から区別される。嫌色素性腎細胞癌、オンコサイトーマはCD10−である。 膵臓腫瘍充実性偽乳頭状腫瘍(英語版)(SPT)はCD10+である。 CD10+によって粘液性嚢胞腫瘍(英語版)(MCN、CD10+/CK20(英語版)+)は膵管内乳頭粘液性腫瘍(英語版)(IPMN、CD10−/CK20−)から区別される。 皮膚腫瘍CD10は基底細胞癌(上皮の染色)と、毛芽腫(英語版)(腫瘍周囲の間質の染色)、basal cell carcinoma with follicular differentiation(間質と上皮の染色)、扁平上皮癌(間質の強い染色)の鑑別に利用できる可能性がある。 CD10はCD10+の異型線維黄色腫(英語版)をCD10−の紡錘形細胞からなるメラノーマや肉腫様の扁平上皮癌から区別する。 尿路上皮腫瘍はCD10を発現する(42–67%)。CD10の発現は膀胱の尿路上皮癌の悪性度とステージの高さと強く相関している。CD10は膀胱癌の進行と関係している可能性がある。
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