経営改革について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 01:07 UTC 版)
赤字が続いている市営バス事業の見直しを進めている佐賀市の方針により、運転手の補充は嘱託職員に限っている。既に運転手の半数が嘱託となっており、人件費の削減につながっている。また、2006年末に路線延長の形で開設した5系統:ゆめタウン線の集客が好調に推移し、収支は改善。2007年度(平成19年度)の単年度収支は613万円の黒字となり、5年ぶりに黒字となった(前年度の赤字額約7,100万円から大幅に改善)。今後ともコスト見直しと乗客増に努める、としている。2008年度(平成20年度)は軽油価格の高騰により再び赤字に転落したが、2009年度(平成21年度)は逆に軽油価格が下がったため379万円の黒字に回復した。 経営健全化計画によれば、2011年度(平成23年度)に運賃値上げ(平均7%)を実施するほか、回数券、定期券の割引率を見直すとしている。引き続き正規職員の採用を凍結し嘱託職員への移行を進める。一方、空港回数券、土日祝フリー乗車券等の新規商品の開発も行い、乗客減に歯止めをかけたい、としている。新たに販売を開始した中高校生向けの夏休み限定のフリーパス券は好評を博しているが、乗客減の傾向には依然歯止めがかかっておらず、今後も地道にバス利用を訴えたい、としている。なお、平成22年度から平成25年度の4年間で総額6億円強を佐賀市の一般会計から繰り入れ、資金不足比率を下げる、としている。
※この「経営改革について」の解説は、「佐賀市交通局」の解説の一部です。
「経営改革について」を含む「佐賀市交通局」の記事については、「佐賀市交通局」の概要を参照ください。
- 経営改革についてのページへのリンク