紀の宝【キノタカラ】(果樹)
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登録番号 | 第13769号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | うめ | |
登録品種の名称及びその読み | 紀の宝 よみ:キノタカラ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 紀宝町 | |
品種登録者の住所 | 三重県南牟婁郡紀宝町成川656番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 藪雄吉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、三重県南牟婁郡紀宝町で発見された選抜保存系統であり、果形が楕円、果実の大きさが中の育成地では6月上旬に成熟する早生種である。樹姿は開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、色は紅緑である。葉身の形は楕円、先端の形は尾状、葉の大きさは中、幼葉の色は淡紅緑である。花形は一重、花の大きさ及び花弁の大きさはやや小、色は白、数は5枚、花粉の多少は多、がくの色は紅である。果実の外観は楕円、果頂部の形はやや凸、凹みは無、梗あの深さは中、広さはやや狭、赤道部縫合線の深さは浅、扁肉果の多少は少、果実の大きさは中、果皮の地色は淡緑黄、着色は少、濃さは濃、形は陽光面である。果肉の色は淡緑黄、厚さは中、核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは中、色は褐である。成熟期は早で育成地においては6月上旬、自家結果性は強、結果量は多、果実の着色の難易は易、生理落果の多少は少である。「南高」と比較して、核の形が楕円であること、自家結果性があること等で、「養青」と比較して、果皮の着色が多いこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、育成地(三重県南牟婁郡紀宝町)において、育成者の保存系統から選抜、平成5年より増殖を行い、特性の調査・確認を行い、14年に育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「紀宝」であった。 |
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