精神病としてのウェンディゴ症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 16:10 UTC 版)
「ウェンディゴ」の記事における「精神病としてのウェンディゴ症候群」の解説
主な症状は、最初は気分の落ち込みと食欲の低下が見られる。その後、ウェンディゴにとり憑かれたという思いが頭を占めるようになり、「このままではウェンディゴに変化してしまう」という強い恐怖と不安感と共に、次第に周りの人が食べ物に見えるようになり、猛烈に人肉が食べたくなる。病が進行すると、通常の食物を一切拒絶するようになり、会話や身だしなみなど生活に不可欠な能力を喪失する。最悪の場合は、部族から処刑される、若しくは、完全にウィンディゴになる前に自殺してしまう事もある。身体的自覚症状は、体が内側から凍えるような感覚と、めまぐるしい気分の変化がある。 主な原因は、冬季の食料の乏しい時にはビタミンが不足しがちで、精神状態に変調が生じやすくなる等、栄養面での影響が考えられている。主な治療法としては、熊などの脂肪を飲む事が挙げられ、コップ一杯の脂肪で治る。動物脂肪には、ビタミンが多く含まれており、ビタミン不足を補足できるためと考えられる。
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