米谷民雄とは? わかりやすく解説

米谷民雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 01:59 UTC 版)

米谷 民雄 まいたにたみお
居住 日本
国籍 日本
研究分野 化学
研究機関 国立公害研究所
国立衛生試験所
国立医薬品食品衛生研究所
静岡県立大学
出身校 京都大学薬学部製薬化学科卒業
京都大学大学院薬学研究科博士課程修了
主な業績 食品中残留農薬等の汚染実態把握
食品中金属の化学形分析
主な受賞歴 日本食品衛生学会賞
(2005年度)
プロジェクト:人物伝
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米谷 民雄(まいたに たみお)は、日本環境官僚厚生官僚化学者(食品衛生学・食品化学・分析化学)。薬学博士京都大学論文博士・1979年)。静岡県立大学食品栄養科学部特任教授・大学院生活健康科学研究科特任教授、社団法人日本食品衛生学会会長。

来歴

生い立ち

1970年京都大学薬学部製薬化学科卒業[1]1975年京都大学大学院薬学研究科博士課程単位取得退学[1]1979年5月、京都大学薬学博士学位論文の題は、「核磁気共鳴法によるピリジン塩基の付加したS-O配位金属錯体に関する研究」[2]

環境庁

1976年環境庁附属機関である国立公害研究所の研究員となる[3]。その間、京都大学大学院薬学研究科にて学び、1979年に博士課程を修了している[1]1982年には、国立公害研究所の主任研究員に就任した[3]

厚生省

1984年厚生省の附属機関である国立衛生試験所に転じ、食品部の主任研究官に就任[3]1989年、食品添加物部にて室長に就任[3]2000年、国立医薬品食品衛生研究所の食品添加物部にて部長に就任[3]2002年、国立医薬品食品衛生研究所の食品部にて部長に就任[3]2008年定年退職。

静岡県立大学

厚生労働省を退職後、静岡県立大学の食品栄養科学部にて客員教授に就任した[3]2010年からは、静岡県立大学生活健康科学研究科食品栄養科学専攻・食品栄養科学部食品生命科学科の特任教授に就任[3][4]

研究

京都大学では、薬学の中でも化学的な観点を必要とする医薬品化学を修めた。国立公害研究所、国立衛生試験所、国立医薬品食品衛生研究所では、食品添加物残留農薬など食品に関して化学的なアプローチともなう業務に従事し、衛生学や食品学、農芸化学などの領域にも近い分野の研究を行っていた。なお、学会としては、日本食品衛生学会、日本食品化学学会、日本微量元素学会、日本衛生学会、日本薬学会などに加入しており[5]、前述のような各学問にかかわりの深い学会に属していた。

特に専門としている領域として、食品衛生学、食品化学、分析化学の3つを挙げている[6]。具体的には、残留農薬などによる食品の汚染についての調査や、食品に含まれる金属について化学形の分析などを行っている[7]

略歴

著作

寄稿

受賞・栄典

  • 2005年 - 日本食品衛生学会賞
  • 2019年 - 瑞宝小綬章

脚注

  1. ^ a b c 「最終学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  2. ^ 博士論文書誌データベース
  3. ^ a b c d e f g h 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  4. ^ 「教員情報詳細」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  5. ^ 「所属学会」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  6. ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  7. ^ 「主要研究テーマ」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。

関連項目

文化
先代
藤井建夫
日本食品衛生学会会長
2009年 -
次代
(現職)




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