第7期党中央委員会第3回総会
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「朝鮮労働党第7期中央委員会」の記事における「第7期党中央委員会第3回総会」の解説
第7期党中央委員会第3回総会は2018年4月20日に開催され、以下の3項目を議題とした。 革命発展の新たな高い段階の要求に即して社会主義の建設をより力強く促すためのわが党の課題について 科学教育事業において革命的転換をもたらすことについて 組織問題について 総会では、以下の内容からなる、第1議題に関する決定書を採択した。 (2013年3月31日に開催された第6期党中央委員会第23回総会で決定された、)核開発と経済建設を並行して進める「並進路線」の終結と経済建設への注力 総会翌日の4月21日から大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験・核実験を中止 核実験の中止を透明性あるものに裏付けるため、北部核実験場を廃棄 また、「組織問題」では、朝鮮人民軍を実質的に統括する軍総政治局長に就任した金正覚(元・人民武力部長)の地位を前任の総政治局長だった黄炳瑞(政治局常務委員)よりも1ランク低い政治局員止まりとし、政治局常務委員を1名減の4人体制で運営するなど、軍の力を抑制する党の方針を明確化した一方、金正恩の秘書室長役を務める国務委員会部長の金昌善(キム・チャンソン)を党中央委員に、祖国平和統一委員会委員長の李善権(リ・ソングォン)を党中央委員候補に選出するなど、目前に迫っていた南北首脳会談や米朝首脳会談に向けた融和ムードの演出にも余念がなかった。 総会で選出された党幹部は以下の通り。 政治局常務委員:黄炳瑞(軍総政治局長・政治局常務委員)の解任を確認。金正恩、金永南、崔龍海、朴奉珠の4名体制に移行。 政治局員:金正覚 中央委員(中央委員候補からの昇格):申英哲、孫哲珠、張吉成、金成男 中央委員(補選):キム・ジュンソン、金昌善、鄭英国、リ・ドゥソン 中央委員候補:李善権、ホン・ジョンドゥク、ソク・サンウォン、張吉龍、朴勲、コ・ギチョル、アン・ミョンゴン、コ・ミョンチョル、キム・ソンウク、ホン・マンホ、キム・チョルハ、キム・ヨング、キム・チョルリョン、金日国 党中央検査委員会委員:コ・チョルマン、チェ・ソングン
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