第4曲 アリオーソ『昼と夜は汝のもの』(Tag und Nacht ist dein)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:18 UTC 版)
「神はいにしえよりわが王なり」の記事における「第4曲 アリオーソ『昼と夜は汝のもの』(Tag und Nacht ist dein)」の解説
バス・オーボエ2・リコーダー2・ファゴット・チェロ・通奏低音 第1曲に続き、詩篇第74篇16-17節を引用する。宇宙にいたる自然の摂理を創造した神の権能を引用し、摂理に沿う統治を参事会に訴える。バッハが初めて作曲した明確なダ・カーポ形式の曲である。両端部の伴奏は、ファゴットに乗せて前半をオーボエ、後半がリコーダーがリレーするパッセージの反復。バスは緩やかな下降音で宇宙創造から大地創造までの業を語る。大地の創造を語る中間部では、木管楽器が沈黙してチェロの早いパッセージと通奏低音の歩行モティーフに支配される。バスの歌も走句や長大なメリスマ、三連符など華やかな技巧を駆使する。
※この「第4曲 アリオーソ『昼と夜は汝のもの』(Tag und Nacht ist dein)」の解説は、「神はいにしえよりわが王なり」の解説の一部です。
「第4曲 アリオーソ『昼と夜は汝のもの』(Tag und Nacht ist dein)」を含む「神はいにしえよりわが王なり」の記事については、「神はいにしえよりわが王なり」の概要を参照ください。
- 第4曲 アリオーソ『昼と夜は汝のもの』のページへのリンク