第11、第12の哨戒 1944年6月 - 10月
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「ターポン (潜水艦)」の記事における「第11、第12の哨戒 1944年6月 - 10月」の解説
6月19日、ターポンは11回目の哨戒でトラック諸島方面に向かった。この哨戒でターポンは救助配備任務に当たったが、実際にパイロットの救助を行うことはなかった。7月14日、北緯07度07分 東経152度18分 / 北緯7.117度 東経152.300度 / 7.117; 152.300の地点で沿岸貨物船と思われる目標に対して3本の魚雷を発射したものの、全弾が外れた。貨物船と思われた目標は偽装した駆潜艇であり、ターポンは爆雷を回避するため潜航しその海域を離脱した。7月25日夜には北緯06度47分 東経152度07分 / 北緯6.783度 東経152.117度 / 6.783; 152.117の地点でレーダーにより漁船の小船団を探知し、最大の目標に対して3本の魚雷を発射したが、これも全弾が外れ、艦砲で攻撃を行うため目標に接近した。4インチ砲は2射目の後、送弾不良を生じ、機銃による射撃だけが続けられた。ターポンは送弾不良を直すために後退し、その後攻撃を再開した。全弾を消費し攻撃の中止を強いられる前にターポンは、80トン級漁船を破壊して3隻の250トン級護衛艇に損害を与えたと判断された。8月8日、ターポンは41日間の行動を終えてマジュロに帰投した。 8月31日、ターポンは12回目の哨戒でトラック諸島方面に向かった。この哨戒でも再び救助配備任務に就いた。10月6日にマジュロに立ち寄る。10月14日、ターポンは45日間の行動を終えて真珠湾に帰投。これがターポンの最後の哨戒となった。
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