第1段階:特殊部隊評価選抜(19日間)
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「アメリカ陸軍特殊部隊群」の記事における「第1段階:特殊部隊評価選抜(19日間)」の解説
特殊部隊評価選抜(SFAS)では、訓練生がこの先長期にわたる特殊部隊資格課程を継続でき、さらに特殊部隊員として配属後も勤務し続けられる基本的な素質(基礎体力や協調性等)を備えているか否かを見極めるためのもので、体力テスト、障害物コース、走破訓練、行軍訓練、基本的なランドナヴィゲーションとサバイバル訓練、問題解決能力の測定、チームワークなどが含まれている。 SFAS合格者のうち、下士官の者に対しては現役の5個特殊部隊グループ(第1・第3・第5・第7・第10)、必須習得言語、4種類の特殊部隊専門技能(兵器・工兵・医療衛生・通信)についての説明が行われる。彼等はその説明を聞いた上で「希望リスト」に自分の希望する配属グループ、習得言語、専門技能を記述して提出する。このリストは、上層部が各訓練生にどの言語と専門技能を習得させ、どの特殊部隊グループに配属するか判断する目安として用いられる。平均して訓練生の8割程度は希望通りになるというが、当然、その時々特殊部隊側が要求している内容が優先されることはいうまでもない。 その後、訓練生達は教官が指揮する「I-ODA」と呼ばれる15~20名ごとのチームに分けられる。ここで出会ったメンバーとは(専門技能訓練が最も長い医療衛生専門家希望の者を除き)基本的にQコース卒業まで苦楽を共にすることとなる。
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