第1期 ドーマー家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/04 07:06 UTC 版)
「カーナーヴォン伯爵」の記事における「第1期 ドーマー家」の解説
バッキンガムシャーの地主であるロバート・ドーマー(英語版)(1551年-1616年)は、1615年6月10日にイングランド準男爵位の(カウンティ・オブ・バッキンガムにおけるウィング(英語版)の)準男爵(Baronet "of Wyng, in the County of Buckingham")に叙せられ、ついで同年6月30日にイングランド貴族爵位カウンティ・オブ・バッキンガムにおけるウィングのドーマー男爵(英語版)(Baron Dormer, of Wyng in the County of Buckingham)に叙位された。 1616年11月8日に初代ドーマー男爵が死去した際に彼の長男サー・ウィリアム・ドーマー(Sir William Dormer)はすでに死去していたため、その息子であるロバート・ドーマー(英語版)(1610年-1643年)が第2代ドーマー男爵を継承した。チャールズ1世の廷臣であった彼は、1628年8月2日にイングランド貴族爵位のカーナーヴォン伯爵とアスコット子爵(Viscount Ascot)に叙せられた。初代カーナーヴォン伯爵となったロバートはイングランド内戦において騎士党(王党派)につき、1643年9月20日の第一次ニューバリーの戦い(英語版)で戦死した。伯爵位は一人息子のチャールズ・ドーマー(英語版)(1632年-1709年)に継承されたが、2代伯爵は男子にことごとく先立たれたため、彼の死とともに断絶した。アスコット子爵位も一緒に廃絶したが、ドーマー男爵と(ウィングの)準男爵位については初代ドーマー男爵の次男の孫にあたるローランド・ドーマー(生年不詳-1712年)に継承された。 以降のドーマー男爵位についてはドーマー男爵(英語版)の項目を参照。
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