第二次世界大戦時の兵装変換
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「ニューメキシコ級戦艦」の記事における「第二次世界大戦時の兵装変換」の解説
第二次世界大戦が開戦して以降は、主に対空・レーダー兵装を中心に強化が行われた。 1941年には28mm4連装機銃4基の装備予定があったが、供給不足であったため代わりに3インチ高角砲4門を搭載した。この際、対空警戒用SCレーダーと射撃指揮用Mk3レーダーも搭載されている。1941年末にはエリコン 20mm単装機銃が8基、翌1942年春には3インチ高角砲4門を撤去して28mm4連装機銃4基を装備した。 1942年10月から1943年初頭には対空兵装の大規模な強化が行われた。ニューメキシコとミシシッピは後部の副砲4門および副砲用方位盤を撤去し、ボフォース 40mm4連装機関砲4基と20mm単装機銃6基を増備した。アイダホはより本格的に強化が行われ、全副砲と副砲用方位盤を撤去して5インチ(25口径)単装高角砲8門、40mm4連装機関砲10基、20mm単装機銃40~45基を装備した。合わせて上構部の不要物や3番砲塔上カタパルトの撤去も行われた。 この後もニューメキシコ級は随時対空兵装の強化を行った。 ニューメキシコ級の最終的な対空兵装ニューメキシコ:5インチ(25口径)高角砲8門、40mm機関砲10基40門、20mm機銃43~46門 ミシシッピ:副砲全撤去、5インチ(25口径)高角砲16門、40mm機関砲13基52門(Mk51射撃指揮装置複数)、20mm機銃40門 アイダホ:5インチ(25口径)高角砲全撤去、5インチ(38口径)高角砲10門、40mm機関砲10基40門、20mm機銃40~45門 対空兵装の強化に合わせて対空射撃レーダーも強化された。対空射撃指揮装置をMk28からMk33へ、高角砲射撃用レーダーをMk4対空レーダーからMk22又はMk28レーダーへ更新している。また、主砲射撃用レーダーも1944年にMk28レーダー、1944年末にはMk27レーダーが装備された。なお、アイダホはMk28ではなくMk8を搭載した。対空警戒レーダーは1943年にSCレーダーからSKレーダーに換装された。
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