競技・玩具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 20:49 UTC 版)
詳細は「スポーツ吹矢」を参照 スポーツ用品や玩具としての吹き矢もあり、スポーツ吹き矢では専用の器具を使用するが、これらスポーツ用品であり狩猟具ではないため、矢は軽く作られ針の部分が短く、的に刺さる画鋲程度のものでしかない。また玩具としては安全性の観点から針の代わりに吸盤がついている製品もある。このような安全性に配慮した吹き矢で、矢を吹いて、当たった位置により命中精度や得点を競う競技である。 吹矢レクリエーションも同じく、狩猟具ではないため、安全性を十分に考慮し、先端が尖っていない矢を使っている。この団体の特徴として、さらに安全面を考慮した、特許商品である吸盤式の矢と的、ビンゴゲーム式の的がある。特に介護施設や障害者団体、老人会、子供会、教育関係の団体を中心に全国に行われている。 近世の玩具として、「吹矢人形」が存在する。これは田中久重が発明したからくり人形の記録『久重の手記によるからくり図案』の中にも記述されているもので、人形が数本の矢を順次に筒中から吹き出し、的を倒していく装置である。人の息でなくとも、いわゆる蒸気の力を用いることでも、吹き矢を射出・作動させることは可能であり、溜めた空気圧を開放させるという点は気砲の原理とも似る(気砲の場合、手動であり、熱エネルギーを必要としない)。自動吹き矢はあくまで娯楽文化としての発明(そういう名目でないと、幕府に目をかけられる)であって、兵器としては利用されなかった(からくり#からくりの種類の「からくり的」も参照)。
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