競技アクロバット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 04:26 UTC 版)
アクロバットという言葉をスポーツとして最初に用いたのは1930年代のソ連である。1974年には最初の世界選手権が開催された。かつては「スポーツアクロバット」や「スポーツアクロバティクス」と呼ばれていたが、現在の公式名称は「アクロバティック体操」(Acrobatic Gymnastics)であり、その他「アクロ体操」(Acro-gymnastics)とも略称される。 競技アクロバットは5つのカテゴリに分けて行われる。 男子ペア 女子ペア 混合ペア(ミックス) 女子団体(トリオ) 男子団体(メンズフォー) いずれも音楽にあわせて振り付けられる。競技の構成にはダンス、タンブリング、連携技術、バランス技、動き技などが含まれる。動き技には空中での運動が含まれ、バランス技にはポーズや静止が含まれる。 スポーツアクロ体操は、体操競技の床演技で使用するフロアと同じフロアで演技を行う。それぞれチームで演技を行い、組の技と床運動とダンスなどの要素で競技が行われる。各種目は3競技あり、静止技を中心としたバランス演技、宙返り系を中心としたテンポ演技、静止技、宙返り技を複合したコンビネーション演技(ミックス演技)に分かれている。 一つの演技で使用する音は2分30秒で声の入ってない曲とされる。それぞれの演技で特別要求があり、組の技、個人技に分かれ、特別要求不足や演技構成失敗、静止時間の不足、キャッチミスなどで減点されていく。 タンブリング(マット上の回転運動)もかつては含まれていたが、1999年の世界選手権にて廃止となった。ただし、タンブリング競技を継続している競技アクロバット団体も多い。タンブリングでは一般に、助走、サマーソルト、宙返りの3つの動きの連続技を競う。
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