競技の開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 07:50 UTC 版)
読み手は、必ず最初に「つる舞う形の群馬県」を2回読み、その次に読む札から競技が始まる(本読み)。読み手は各読み札を必ず2回ずつ読む。2回目が空読みとなり、それは次の本読みの予令を意味する。審判審議(どちらが取ったかを判定など)等で中断する場合、中断明けは、必ず直前の読み札を空読みすることで、次の本読みの予令とする。読み手は、本読みは高い調子で、空読みは低い調子で読む。ただし、最初の空読み(「つる舞う形の群馬県」)は、2回とも高い調子で読む。選手は、この空読み(予令)によって本読みに対する心の準備ができるわけで、いきなり本読みされると心の準備ができない。 絵札を取るときは、押さえても、はじいても、押しても引いても、飛ばしてもよい。とにかく札に指が早く触れた方の勝ちである。両手を使ったり、机の上にかぶさったりしてはいけない。使わない方の手は、膝から前に出してはいけない。使う手も、札が読み始めるまでは、膝の上に置くか膝頭より前に出してはいけない。 お手つきは、自分の陣でも、相手の陣でも、読まれた札のない方をついたら、それまでに自分が取った札の中から任意の1枚を相手に渡す。 最後に2枚残った時点で、残り札を左右に並べ直す。どちらの札が残っても、横に30cm離して並べ直し、空読み後に読んだ札(最後から2枚目)を取った側が、自動的に最後の1枚も得る(したがって、最後の1枚は読まない)。団体戦の場合、最後の2枚の対戦は、3人のうち中央に座る者同士で行う。
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