種の多様性
地球上のあらゆる生物種の多様さを意味しており,(1)生物種の数が多いという「種間の多様性」(2)同じ種の中でもそれぞれの個体が有している遺伝形質が異なるという「種ないの多様性(遺伝子の多様性)および(3)これら生物とその生息環境からなる生態系が多様であるという「生態系の多様性」という3つのレベルの多様性を含んでいます。種多様性
種多様性(しゅたようせい、species diversity)とは、生物群集にさまざまな生物種が共存している様子、またはそれを数量表現した概念のことをいう。生態系の多様性および遺伝的多様性と並んで生物多様性を構成する要素の一つ。生態学用語。
説明
種多様性を説明する要素として、種の豊富さ(Species richness)と均等度(evenness、または、equability)の2つがある。種の豊富さとは群集に存在する種の数のことを指す。一般に、種の数が多いほど群集は多様である。しかしながら、群集に含まれる種の数が同程度であっても、特定の種の個体数が多く他の種の個体数が少ない場合、多様性は低くなる。例えば、10種100個体の2つの群集A・Bあり、Aは10種とも各10個体が存在し、Bは1種が91個体で残り9種が各1個体からなる群集であったとする。この群集AとBとでは、種の豊富さは同じであるが、種ごとの個体数が偏るBよりも、種ごとの個体数が均等に近いAの方が多様性が高いと言える。このような群集内に存在する各種間の個体数の等しさを、均等度と呼ぶ。種多様性を表現するために、「種の豊富さ」と「均等度」を共に考慮した多様度指数(diversity index)が考案されているとされている。
比較する空間階層による区分
複数の異なる環境(または、生息地・生育地等)に存在する群集について種多様性を議論する場合、種多様性は空間の観点から3つに区別される。
この項目は、生物学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:生命科学/Portal:生物学)。
種の多様性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/30 02:20 UTC 版)
「ジュッジ鳥類国立公園」の記事における「種の多様性」の解説
この地に飛来する350種を越える渡り鳥の数は、300万羽以上と推測されている。この中にはフラミンゴ、ペリカン、ガンビアガン、サギなどが含まれる。また、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモなどカモの数が多い。さらに、ウ、カワセミ、ミサゴなども観察できる。 鳥以外の生物としては、オオトカゲ、ニシキヘビ、あるいは小型のクロコダイルなどが茂みに生息している。また、哺乳類では、ウシ、パタスモンキー、イボイノシシ、ハイエナ、サーバル、ドルカスガゼルなどが生息している。
※この「種の多様性」の解説は、「ジュッジ鳥類国立公園」の解説の一部です。
「種の多様性」を含む「ジュッジ鳥類国立公園」の記事については、「ジュッジ鳥類国立公園」の概要を参照ください。
「種の多様性」の例文・使い方・用例・文例
種の多様性と同じ種類の言葉
- 種の多様性のページへのリンク