私鉄の車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 08:53 UTC 版)
「通勤形車両_(鉄道)#私鉄」も参照 私鉄では、運行距離が短い路線が多いため一般的には便所がないが、長距離を運行する料金不要の優等列車にも通勤形車両が使用されることがあり、近畿日本鉄道・東武鉄道・小田急電鉄・西武鉄道・京浜急行電鉄では通勤形車両であっても便所を設置した事例がある。このうち、現在でも便所付き通勤形車両を保有しているのは近鉄と西武、京急である。小田急では2220形で便所を設置したが、2両編成化に際して撤去された。東武では7300系と7800系の一部で設置した車両もあったが、後に撤去された。 小田急と東武ではその後登場したロングシートの通勤形車両において便所は設置されていないが、他ではロングシート以外の通勤形車両(料金不要の優等列車にも使用されるもの)でトイレ付き車両を保有しており、東武はセミクロスシートの6050系、西武はデュアルシートの40000系0番台とセミクロスシートの4000系が、京急ではデュアルシートの新1000形1890番台がこれに該当する。京急の車両は通勤用としては珍しく男子小用便所も設置する。近鉄の場合は大阪線・名古屋線系統で片道100kmを超える伊勢方面へ運行する関係で、主に急行列車に使用するクロスシート車(デュアルシート車含む)と一部のロングシート車に設置している。
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