禎子 (小惑星)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 04:22 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動禎子 7616 Sadako |
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仮符号・別名 | 1996 VF2 |
分類 | 小惑星 |
軌道の種類 | 小惑星帯 |
発見 | |
発見日 | 1994年11月6日 |
発見者 | 小林隆男 |
軌道要素と性質 元期:2011年8月27日 (JD 2,455,800.5) |
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軌道長半径 (a) | 2.999 AU |
近日点距離 (q) | 2.666 AU |
遠日点距離 (Q) | 3.332 AU |
離心率 (e) | 0.111 |
公転周期 (P) | 5.19 年 |
軌道傾斜角 (i) | 9.39° |
近日点引数 (ω) | 145.30° |
昇交点黄経 (Ω) | 234.36° |
平均近点角 (M) | 336.00° |
物理的性質 | |
絶対等級 (H) | 11.8 |
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禎子(さだこ、7616 Sadako)は、小惑星帯に位置する小惑星。
1996年11月、群馬県大泉町のアマチュア天文家、小林隆男が発見した。
名称
広島原爆の被爆者、佐々木禎子(ささき・さだこ、1943年 - 1955年)に因み、2003年6月の小惑星回報で命名が公表された[1]。佐々木禎子は白血病に苦しみながら千羽鶴を折ったことで知られる少女で、広島平和記念公園の原爆の子の像のモデルとなった。
註
関連項目
外部リンク
- Sadakoの軌道要素(JPL、英語)
「禎子 (小惑星)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は天井からぶら下がっている自分の鶴の群に目をやった。これは兄の雅弘が禎子のためにつるしてくれたものだった。
- 禎子は弱々しくうなずいた。
- 禎子はもっと言いたかったが、口と舌がどうしても動かなかった。
- 禎子はみんなに微笑んだ。
- 禎子はこれまで644羽の鶴を折った。
- 禎子は、眠ってしまわないうちにと、急いでその紙を折ろうとした。
- 禎子は、親友のチズコが自分のために折ってくれた金色の鶴に目をやった。
- 禎子の友人達は、彼女と原爆でなくなったすべての子供達の慰霊碑を建てたいと思った。
- 禎子それを忘れてしまいたかった。
- 鶴たちは何と美しく自由なんでしょう。禎子はため息をついて、目を閉じた。
- 体はもうすっかり弱っていたが、この鶴のおかげで禎子は心の中で強い気持ちになることができた。
- 体が弱くなって行くにつれて、禎子はますます死について考えるようになった。
- 先生は禎子の手からそっと折り紙を取り、「もう休みなさい」と言った。
- 佐々木禎子さんは、1955年10月25日に亡くなった。
- 今禎子にできることは、折り鶴を折って奇跡を願うことだけだった。
- 記念碑の一番上で禎子が頭の上に金の鶴をかざしている。
- 何分か経ったのか、それとも何時間か経ったのか、沼田先生が家に入ってきて、禎子の額に手を当てた。
- その鶴は、禎子が折らなければならない千羽鶴の最初の一羽だった。
- 10月のある日、禎子が目を覚ますと、お母さんが泣いていた。
- 「元気にならなくっちゃ」禎子は心の中で思った。
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