神戦の伝説とは? わかりやすく解説

神戦の伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 08:44 UTC 版)

石合戦」の記事における「神戦の伝説」の解説

神々石合戦行ったという伝説として、以下の話が語られている。参考は、柳田国男日本伝説角川文庫 改版151977年(1版53年) pp.125 - 126. 越中国舟倉山の神・姉倉媛は、能登国石動山伊須流伎(イスルギ)彦の奥方だったが、後に杣木山の神能登媛を妻としたため二山の間で嫉妬による争い起こった。布倉山の布倉媛は姉倉媛に加勢し甲山の加夫刀(カブト)彦は能登媛を助け大きな神戦となり、国中神々集まり仲裁なされた一説に、毎年10月12日祭りの日には、舟倉山と石動山石合戦があり、舟倉権現がつぶてを打ちたまうゆえ、この山の麓の野には小石が無いのだとされ、逆に岩倉に多いのは、その投げた石が落ちたためとされる。 この越国神話は、富山藩士が文化12年1815年)に記述した『肯構泉達録(こうこうせんたつろく)』に所収される。江戸期記録されたため、後妻打ちという表現用いられており、能登媛が加夫刀の助け借りた際、波を高くして投石防いだ記述される考古学者森浩一は、越国女性勢力強さ象徴した話と見る(『エコール・ド・ロイヤル 古代日本考える9 古代日本豪族学生社 1987年 p.273.)。

※この「神戦の伝説」の解説は、「石合戦」の解説の一部です。
「神戦の伝説」を含む「石合戦」の記事については、「石合戦」の概要を参照ください。

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