SRI(社会的責任投資)
SRIとはSocially Responsible Investmentの頭文字を取ったもので、「社会的責任投資」のことです。これまでの収益性や成長性が高いといった財務分析に加え、企業の社会的責任(CSR)への取り組み(女性や障害者への雇用、環境への配慮、人権や顧客・従業員への配慮など)が評価されている企業に対して投資を行うことです。
どうしてSRIなのかというと、情報技術の発展で国際社会の動きが加速(グローバリゼーション)、欧米中心に拡大するSRIが注目され、国内投資家の意識改革が進んだこと。
そして、米国の巨大企業エンロンなどの粉飾決算、国内でも食品会社や電力会社などで不祥事が発生し、株価が大幅に下落する企業の不祥事が続き、企業に社会的責任を求める機運が国内外で高まってきたことなどがあげられます。
近年、エコファンドが増加・定着したこともその一例といえるでしょう。
環境省は、5月15日に第3回「環境と金融に関する懇談会」を開きます。環境保全や社会貢献に前向きな企業に、積極的に投資するSRIファンドの普及など、金融機能を環境対策に生かすための仕組みづくりについて検討します。エコファンドとも呼ばれるSRI型金融商品について、環境分野に1,500兆円を超えるともいわれる個人資産を呼び込み、技術開発や環境保全を促進するため、税制上の優遇策など省として実現可能な支援策を6月末をめどに打ち出す方針です。この懇談会には、金融庁もオブザーバーとして参加しており、その動向が注目されます。
(掲載日:2006/05/10)
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