砂津車庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/02 03:39 UTC 版)
1911年(明治44年)6月の開通時に開設された車庫で、北九州線最大の規模を有していた。工場も併設し、所属車両の日常検査のほか、北九州線(標準軌区間)と筑豊電気鉄道所属車両全ての全般検査を担当した。 1987年(昭和62年)から、職員の発案により、直接制御器のハンドル操作軽減のため制御器軸受にベアリングを組み込む改造を実施することとし、当時在籍していた直接制御車52両全車に対して改造を実施した。改造された制御器は、廃止後長崎電気軌道と岡山電気軌道が購入し、活用している。 1992年(平成4年)10月25日の北九州本線の砂津 - 黒崎駅前間廃止に伴い、当車庫も廃止となった。残存区間運用車両と筑豊電鉄所属車両のための代替工場設備は黒崎車庫に設置された。 当車庫・工場の設備として、開業以来の煉瓦造りの検修建屋なども使用されていたが、廃止後は全て撤去された。 北九州線の車両検査・修繕体制全般については、北九州線#車両基地を参照。
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