石ノ森の漫画作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 23:58 UTC 版)
漫画版『人造人間キカイダー』 人間態の名前はジロー。息子であった一郎の死を受け光明寺博士が制作した人造人間。プロフェッサー・ギルなどの悪人に利用されないように、光明寺博士によって良心回路が付属されているが、その良心回路は不完全なため、ギルの笛やハカイダーの口笛によって操られることがある。初めは人体の構造なども理解していない様子だったが、その後学習していき、人が傷付くことや死ぬことをさけるようになる。 一度ハカイダーに倒されるが、ハカイダーに光明寺博士の脳の影響が見られたために、ハカイダー(光明寺博士)によって修理され、ダークのアジトを破壊することに成功する。 だがハカイダーから脳を移植しなおすことで助け出した光明寺博士は記憶を完全には取り戻しておらず、ダークアジト爆破によって菌に侵された人間との遭遇、キカイダーとの戦闘で脳をハカイダーへ移植することとなったギルとの再会で、自責におわれることとなる。 その後偶然もあり、自身のプロトタイプであるキカイダー01(イチロー)と出会い、新たな敵シャドウとの戦いに身を落としていく。しかし「誤解」や「嫉妬」によりイチローと離れてしまい、その「寂しさ」を紛らわすためにキカイダー00を制作。 ジローの元に戻ってきたイチローやシャドウを裏切ったビジンダーとともに、シャドウやハカイダー(ギル)に立ち向かうが、ジャイアントデビル(アーマゲドン)の前に捕らえられ、服従回路を取り付けられてしまう。 漫画版『イナズマン』 漫画版『人造人間キカイダー』の後日談。皮肉にも服従回路を取り付けられたことによって人間の心をもってしまったジローは、バンバ率いる新人類帝国の一員となっていた。新人類帝国の敵である風田サブロウを狙い、その周辺の人物へと近づいていく。 変身はせず、キカイダーとしての姿が少しだけ登場する程度の登場。この登場は『人造人間キカイダー』で悲劇的な結末を迎えたキカイダーへの救済措置だった。
※この「石ノ森の漫画作品」の解説は、「キカイダー」の解説の一部です。
「石ノ森の漫画作品」を含む「キカイダー」の記事については、「キカイダー」の概要を参照ください。
- 石ノ森の漫画作品のページへのリンク