真偽値とは? わかりやすく解説

真理値

(真偽値 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 16:25 UTC 版)

真理値(しんりち、: truth value)は、命題論理などの命題の真偽を示す値である。英語のTrueとFalseから、真に対してT、偽に対してFという記号をあてることもある。論理値 (logical value) も同じ。排中律に則った古典論理(2値論理)では真か偽かの二値(バイナリー)をとることから真偽値ともいうが、非古典論理などで多値論理における「真らしさ」の値も(真と偽以外の値にもなる)真理値である。

コンピュータプログラミング言語などのデータ型では、真理値のような型として真理値型真偽値型ブーリアン型などとも)があるものがある[注釈 1]関係演算子の結果などがブーリアン型であり、さらに論理演算子などで組み合わせることができ、それをif文などの制御構造や、条件演算子などで使用できる。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 無いものもある。Rubyでは、trueTrueClassfalseFalseClassだが、共通の直接の親クラスとなるBooleanのようなクラスは無い。C言語では(C99では追加されたが)伝統的にはintで代用される。

真偽値

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 00:00 UTC 版)

if文」の記事における「真偽値」の解説

「真として(あるいは、偽として)扱うべき値」について詳説する条件式の値が真理値をとるブーリアン型なければならない言語もあるが、そのように限定していない言語もある。C言語にはそもそもブーリアン型無くint代用しているが、条件式としては汎整数型ゼロ(0)の他、ヌルポインタや 0.0 なども偽として扱われるRubyではnilfalse以外は真として扱われるJavaScriptにはtruthyとfalsyという用語があり、falseの他いくつかの値がfalsyで、その他の多くの値はtruthyである。比較少数の偽になる値の他は、真、という言語が多いが、それと逆にDart言語(のproduction mode)のようにtrue以外は偽という言語もある(checked modeではbool以外の型だとエラー)。

※この「真偽値」の解説は、「if文」の解説の一部です。
「真偽値」を含む「if文」の記事については、「if文」の概要を参照ください。

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