相次いだ延期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 02:19 UTC 版)
当初は2009年5月に打ち上げ予定されていたが、外部燃料タンクから蒸発した水素ガスを排出する部分から水素ガス漏れが生じたため、2009年6月17日に延期された。その後修理した同じ箇所から再び水素ガスが漏れ出し、2009年7月に延期された。そして天候不良や発射台への落雷のため数度の延期を繰り返した後、最終的に7月15日18時3分(日本時間7月16日7時3分)にケネディ宇宙センターから打ち上げられた。この5回の打ち上げ延期に伴い、外部燃料タンク(ET)に極低温の液体水素の注入を繰り返したため断熱フォームが脆くなり(注:これはNASAが発表した説明ではなく報道によるもの。ET製造工場がハリケーン「カトリーナ」の襲来で被害を受けた時に停電となり、空調管理が出来なかった影響を受けたことが後日報告された)、打ち上げの際に燃料タンクからの断熱材の剥離が確認されたがオービタへの影響はないと確認された。
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