打ち上げ延期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/03 22:19 UTC 版)
「H-IIBロケット8号機」の記事における「打ち上げ延期」の解説
当初の打ち上げ予定日時は、2019年9月11日6時33分29秒であったが、同日3時5分頃に移動発射台(Yoshinobu Movable Launcher 3:ML3、H-IIBロケット専用)の開口部付近で火災が起きたため同9月24日午前1時30分頃に延期された。その後、打ち上げにあたって他の宇宙機との干渉の有無を確認するCOLA解析(COLlision Avoidance解析、通常は高度200-300kmより高い軌道が対象だが、今回は高度150kmの低い軌道も対象に解析した)により、H-IIBロケットの第2段機体が9月25日22時57分に打ち上げ予定のソユーズMS-15宇宙船と干渉する可能性(第2段機体の制御落下を行えなかった場合のみ干渉する)が判明したため、同9月25日午前1時5分5秒に延期された(いずれも日本標準時)。本来、COLA解析は打ち上げ2日前までに行うのが通常の手順で、9月18日にソユーズの軌道計画の情報を受け取り、19日から20日にかけて解析を行い、20日に9月24日の打ち上げが決まったが、ソユーズとの干渉の可能性が判明したのは翌9月21日だった。
※この「打ち上げ延期」の解説は、「H-IIBロケット8号機」の解説の一部です。
「打ち上げ延期」を含む「H-IIBロケット8号機」の記事については、「H-IIBロケット8号機」の概要を参照ください。
- 打ち上げ延期のページへのリンク