直読式トルクドライバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 20:05 UTC 版)
「トルクドライバー」の記事における「直読式トルクドライバー」の解説
直読式トルクドライバーは、負荷されているトルクを目盛または数値にて読み取るトルクドライバーである。日本国内で製造市販されている直読式トルクドライバーの大多数は空転クラッチを有しておらず、目盛板またはデジタルディスプレーの表示を注視しながらゆっくりとトルクを増加させて目標トルクに達したことを視認したら手力を緩める使い方であり、シグナル式トルクドライバーと比べると使い方がやや面倒で慣れを要する。最大値を保持するピークホールド機能や置針を有するものもある。左右どちらの回転方向でも測定できるものがほとんどである。大量のねじを連続して締め付ける作業には適さず既に締付けられているねじの増し締め検査や戻し(弛め)トルクの測定検査に多用されているほか、小型電動機の起動トルク測定や小型機械回転軸のブレーキ力の検査測定にも用いられている。 ダイヤル形 ドライブ軸に固定した円盤上のトルク目盛を握り部分(ハンドル)に固定した指針で指し示す構造のもの。 デジタル形 トルクをセンサにて検出し、トルク値を数値表示するもの。表示器がドライバーと別になっていたり、パソコンに接続して使用するものもある。使用するには電源が必要であり、充電または電池の取り替えを要する。設定トルクに達するとブザー音を発したり表示灯が点灯する機能を有し、プリセット形と同等な使い方も可能なものが多い。
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