直説法遠過去
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 19:00 UTC 版)
直説法遠過去 (passato remoto) は遠い過去、現在とは直接関係ない過去を表現する。 イタリア北部のロンバルディアやピエモンテでの話し言葉では、あまり利用されず近過去で代用する。逆に南部イタリアでは近過去の代りに用いられる。 活用は以下の通り。 -are動詞 -ere動詞 -ire動詞 単数 1人称 -ai -ei, -etti(1) -ii 2人称 -asti -esti -isti 3人称 -ò -é, -ette(2) -ì 複数 1人称 -ammo -emmo -immo 2人称 -aste -este -iste 3人称 -arono -erono, -ettero(3) -irono (1) 多くの第二変化動詞が -i と末尾変化するが、語幹が変わるものがある。 (cadere > caddi; scrivere > scrissi; tenere > tenni; etc.) (2) 多くの第二変化動詞が -e と末尾変化するが、語幹が変わるものがある。 (cadere > cadde; scrivere > scrisse; tenere > tenne; etc.) (3) 多くの第二変化動詞が -ero と末尾変化するが、語幹が変わるものがある。 (cadere > caddero; scrivere > scrissero; tenere > tennero; etc.)
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