盛田英夫との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 02:18 UTC 版)
スポンサーの中でも盛田家のソニー株式の運用益から様々な事業に投資していたソニー創業者の一人盛田昭夫の長男盛田英夫が、2000年にソニー株を売却して調達した230億円を、オランダに設立したミント社を通じてアジアテックに融資を行い、中核的な役割を果たしていたと言われている。 プロジェクトの失敗によって、盛田英夫が社主を務めるレイケイが外資系金融機関にソニー株を抵当にした上で融資を受け、ミント社の債権の穴埋めをする処理に当たったが、この取引が税法上の子会社整理損ではなく、社長が支配する別会社への寄付にあたるとして65億円の追徴課税処分を受けた。レイケイは納付せずに異議申し立てを行ったため、所有不動産が差し押さえられた状態で同年6月に解散し、残務清算を行っている。いわば、盛田英夫のアジアテックへの関わりが、レイケイ破綻へのトリガーの一つとなった。
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