登場経典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 07:52 UTC 版)
スジャータは古代インドの女性名で、“良い生い立ち、素性”を意味する。漢訳では善生(ぜんしょう)、難陀婆羅(ナンダバラ)など。難陀(Nanda)とは、歓喜。婆羅(Vara)とは、菩薩(求める)。彼女の身辺は経典によって異なる。 南伝仏典『ジャータカ』では、ウルヴェーラー(Uruvelā、音写:優留毘羅)林のセーナーニー(Senānī、訳:将軍)村のセーナーニー居士の娘とする 『修行本起経』下では、斯那道士の二女とする 『衆許摩訶帝経』6では、難那末羅の二女とする 『仏本行集経』25では、善生村の主の娘で、名前を善生とする。 『方広大荘厳経』7では、ウルヴェーラー聚落の主・斯那鉢底の十女の末娘で、名前を善生とする 『普曜経』5では、修舎慢迦村の長者の娘とする 『因果経』3では、牧牛女人で彼女の名を難陀婆羅(ナンダバラ)という。 『仏所行讃』3では、牧牛長の長女・難陀という。 南伝『ブッダ・チャリタ』では、彼女の名をNandabalāとする。
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