病魔との闘いと死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/20 05:22 UTC 版)
「エリック・カー (ミュージシャン)」の記事における「病魔との闘いと死」の解説
「ホット・イン・ザ・シェイド」発表に伴うツアー中に喀血。検査の結果、非常に稀な心臓の癌と診断され、手術により心臓の右房の腫瘍と肺の一部を切除した。一時は演奏ができるほどに回復し、シングル『ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユーII』のレコーディングにも参加した。ツアーへの同行も希望し、バンドと共に移動したりもしたが、心配したメンバーは彼に家に帰って休むよう強く求め、彼もそれに応じてメンバーとの連絡を絶ち治療に専念する。積極的な治療により病状は回復し、健康状態も一時的に向上したが、その後間もなく動脈瘤を併発し病院に運ばれた。いったんこれを乗り切ったエリックだったが、血流が脳にガン細胞を運んだことにより、最終的に脳内出血をもたらし、そのまま意識を取り戻すことはなかった。 1991年11月24日、エリック・カーは41年の生涯を終えた。彼の家族はファンへの感謝の気持ちを込めて公開葬を行い、ファンが彼を見送る機会を作った。エリックの遺体はニューヨークのニューバーグにあるCedar Hill Cemeteryに埋葬された。 1990年11月9日のニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデンでのステージがエリック・カー最後のライヴ・パフォーマンスとなった。レコード音源では彼の死後、1992年にリリースされた「リヴェンジ(Revenge)」に"God Gave Rock 'n' Roll to You II"と、1981年の「エルダー」セッションで録音された彼のドラム・ソロをベースにした「カー・ジャム1981(Carr Jam 1981)」が収録され、これが彼が参加した最後の公式音源となった。
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