病魔 - 作風の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 08:00 UTC 版)
春子は書家として多忙を極めた末に、1938年(昭和13年)11月、脳貧血に倒れてしまい、子宮癌も発見された。剛太郎の勧めもあり、書道の手を休め、療養生活を送った。春子は自分の体より、筆を持つことのできない不満を募らせる日々を送った。 そんな折、窓の外で降る雪に目が留まった。真っ白な空から大小の雪が、時に激しく、時に穏やかに降る。これにヒントを見出した春子は、驚異的な回復力で大病から復帰した。 復帰後の春子は、より自由闊達な作品を生み出し、評価と名声はさらに高まった。1948年(昭和23年)には、藤女子大学の国文科教授に就任した。
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