病院機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:55 UTC 版)
「パークランド記念病院」の記事における「病院機能」の解説
パークランド記念病院はダラス郡の公立病院で、その資金の大半はダラス郡住民の固定資産税から拠出されている。ダラスに4つあるレベルI外傷センターのひとつで、ダラス郡住民のプライマリ・ケアセンターとして機能している。またテキサス大学南西医療センター(英語版)と共に、北テキサスと南オクラホマの一部から医療・手術紹介センターとして紹介を受け付けている。このため、パークランドは事実上内科・外科のほぼ全ての診療科を備えており、卒後研修先として人気の病院でもある。パークランド熱傷センター (The Parkland Burn Center) は、非軍人向けとしてアメリカ最大の熱傷センターのひとつだが、1960年代から70年代にかけて、在籍していた医師チャールズ・R・バクスター(英語版)がバクスターの公式(熱傷初期輸液療法)を開発したことから広く名が知られている。この方法は病院の名前を取って「パークランド法」とも呼ばれるが、熱傷患者に対し、脱水と電解質の補正を盛り込んだ最初期の治療法のひとつでもある。 パークランド記念病院は国内最大の教育病院にも名を連ねる。テキサス女子大学(英語版)は、1954年に理学学士看護プログラムを開始し、現在でも病院から徒歩圏内にキャンパスを構えている。また、隣接するテキサス大学南西医療センターの主要な実習先としても利用されている。 この病院では、年間15,000〜16,000件の出産がある(2005年の出産件数は15,590件であった)。国内でも最初にハイリスク出生前ユニットを作った病院であるほか、北テキサスで新生児集中治療室 (NICU) を初めて作った病院である。救急症例の受け入れは年間24万件ほどである。病院は、ダラス消防救助隊と、ダラス・フォートワース複合都市圏にある14の救急隊が相互利用するバイオテル (Biotel) の拠点でもある。
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