異文化統合問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 14:34 UTC 版)
「マルクス・ゼーダー」の記事における「異文化統合問題」の解説
2004年、トルコの欧州連合 (EU)加盟とバイエルン州内公立校教員のスカーフ着用に関して、ゼーダーは反対を表明した。この関連において、学校に十字架を掲示することや女子教員のスカーフ着用禁止をインタビューで述べ、勤勉、時間厳守、規律というドイツ人としての徳目がドイツの危機的状況を克服すると語った。2007年、イスラム教徒 移民に関する結果の出ない論議には意味がないと語った。ドイツに永住を希望する場合、この地の価値観を完璧に受容すべきであるとし、それが出来ない者には、ドイツで生きる未来はないと言明した。2010年、ゼーダーはブルカ禁止法に賛成することを表明した 。 2015年の難民危機に際して、ゼーダーは難民保護を規定するドイツ庇護法を疑問視した。彼はアンゲラ・メルケル首相を批判し、欧州国境線の防御を厳しくすることを要求した。オーストリアとの国境に防護柵を設置することを提案したが、当時のキリスト教社会同盟(CSU)党首ホルスト・ゼーホーファーに却下された。2015年11月13日に発生したパリ同時多発テロ事件を難民政策に結びつけたことで、ゼーダーはホルスト・ゼーホーファーやキリスト教民主・社会同盟に属する政治家たちから批判された。 2018年3月に、ゼーダーは第2ドイツテレビ (ZDF)のインタビューを受けた。そこでイスラム教徒はドイツに属していないとする党首ゼーホーファーの見解に同意した。同時に、ゼーダーはドイツで働き、納税しながらドイツの価値観に沿って生活しているイスラム教徒は社会の強固な一部であると語った。
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