異例の高出力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:15 UTC 版)
NHK甲府FMの三つ峠中継局(100W)の電波が低出力ながら送信アンテナの高度(標高1700m超)の関係で関東平野まで飛び、東京都区部でも良好に受信出来ていたことから、東京圏進出を狙って三つ峠中継局をNHKの5倍の空中線電力500Wで申請するも郵政省から「必要以上の出力」として却下されたため、6割に削減した300Wに落ち着いた。それでも同じ三つ峠のFM放送の中で最も高出力となっており、「山梨県のFM局」では本来ありえない広範囲からのリスナー獲得とそれに伴う高収益を生み出す源泉となっている。 開局までの短い間に「JFN加盟案」と「独立局案」との間で二転三転し、結局はJFN加盟で開局する。関東地方でエリアが重複する既存JFN局のエフエム東京とは異なる編成を目指して自主制作番組をメインにした上で深夜などはJFNのBラインの供給を受けていた。 さらなる差別化のため、1992年(平成4年)にJFNを自主脱退し独立局となって現在に至る。 このように、JFNから独立局へ鞍替えしたFM局としては唯一の例である(その逆はエフエム大分と兵庫エフエム放送とInterFM897がある)。
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