町の写真館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:48 UTC 版)
写真を撮ることで生計を立てていても、町の営業写真館(フォトスタジオ)を経営して写真撮影をしている場合は「写真家」と呼ぶことに違和感を覚え、フリーの写真家のみ、もしくは広告業界や出版・放送関連業界の企業に属している者を加えて写真家と呼ぶ傾向がある。その理由についてはいくつか考えられる。 「町の写真屋」に対する蔑視が原因という説(被写体から言われた通り記念写真やお見合い写真を撮っている人は、芸術家たる写真家の名に値しない、そのような作品には芸術性や報道性がなく撮影者の主体性がない、というような蔑視。映画の看板を描く「看板屋」はあくまでも看板屋であって画家ではない、というような蔑視と同じタイプのもの) 逆に「町の写真屋」からアマチュアに対する蔑視が原因という説(もともと「町の写真屋」は、明治以降写真師と呼ばれて尊敬を受けており、「写真家」という呼び方は写真師がアマチュアを蔑視した言い方で、それゆえ写真師の方が蔑称である写真家と呼ばれることを拒否していた。ところが写真師という言葉がなくなり、「写真家」という呼び方がプロまで飲み込んでしまったという説)
※この「町の写真館」の解説は、「写真家」の解説の一部です。
「町の写真館」を含む「写真家」の記事については、「写真家」の概要を参照ください。
- 町の写真館のページへのリンク